2015.02.25更新

入れ歯は、作ってもピッタリとするまで調整をしなければならないというお話を以前にしました。

では、なぜ合わない入れ歯を無理して使い続けてはいけないのでしょうか?

今回は合わない入れ歯によっておこる様々な障害についてお話します。


★合わない総入れ歯を使い続けると…

①入れ歯と歯ぐきがあたる部分のあごの骨がやせてきます。

②噛み合わせが合っていないと、強く噛んでいる部分のあごの骨がやせ、その上の人工歯がすり減り、唾液が出にくくなります。

③口元がくしゃっとしてシワが寄り、老けた印象になります。

④噛むと痛いので、よく噛まずに丸飲みになり、消化不良をおこしやすくなります。

⑤柔らかい食べ物ばかり食べるようになり、入れ歯が汚れやすくなります。


★合わない部分入れ歯を使い続けていると…

①噛み合わせが悪いと人工歯の高いところばかり当たり、その下のあごの骨がやせるので入れ歯が動くようになります。

②噛んだ時に入れ歯が動くと、入れ歯を支えている自分の歯がグラグラしてきて、放置すると最後には抜けてしまいます。

③入れ歯が動いたり痛みがあると、食べ物をしっかり噛まずに飲み込むようになるため、消化器官などの病気になったり口臭の原因にもなります。

④残っている自分の歯が虫歯になりやすくなります。

入れ歯安定剤が各種出ていますが、あくまで応急処置として使い、できるだけ早く、かかりつけの歯科医師に相談して調整してもらうようにしましょう。自分で金具を曲げたり、内面を削ったりするのは、絶対にやめましょう。

投稿者: しのやま歯科医院

2015.02.09更新

日曜日や祝日に、歯が痛くなったり詰め物が取れたら、困ってしまいますよね。いつも通っている歯科医院はたいてい休診の事が多いですし。

そんな時には区の休日診療所へどうぞ♪
杉並区の場合は、杉並保健所の中にあります。(荻窪駅から少し歩いたところです)
日曜と祝日の朝9時から夕方5時まで、杉並区歯科医師会に所属する先生方が当番制で応急処置にあたります。

そして、この日曜日は私の当番でしたので、行ってきました。雨だったので、いらっしゃる方が少ないかな?と思ったのですが、午前と午後で数名くらいでした。

詰め物が取れたり、仮歯が外れたり、といった方がほとんどでしたが、皆さん、きちんと通院中の方々でしたので、仮付けをして、月曜日か火曜日にいつもの先生のところへいらっしゃるようにお伝えしました。

歯肉が腫れた方もいらっしゃいましたが、休日診療所では応急処置しか出来ないので、消毒してお薬を出しました。

内科の先生にかかっていらっしゃたり、他で処方された別のお薬を服用中の方には、お薬の飲み合わせで出せない種類のお薬もあるため、出来れば『お薬手帳』をお持ちいただく方がよろしいかと思います。

休日診療所では、通常の診療とは違い、あくまで応急処置を基本とした治療になりますので、あらかじめご了承の上、いらして下さい。そして可能な限り痛みをおさえたり、仮付けしたり、という事はいたしますが、出来るだけ早くかかりつけの先生のところへいらっしゃることをお勧めします。

ともかく、何事もなく無事に終わってホッとしました。

投稿者: しのやま歯科医院

2015.02.03更新

7日土曜日は、講習会出席の為、午後が休診となります。あらかじめご了承下さいますよう、お願い申し上げます。

投稿者: しのやま歯科医院

2015.01.26更新

サロン・デュ・ショコラに行ってきました
。いつもは新宿伊勢丹で開催されるのですが、今回は新宿NSビルに会場を移して大々的に行われました。

出品されているメゾンの数もいつもより多く、イベントスペースではショコラティエのセミナーが開催されたり、二つのメゾンがコラボしたクレープがテイクアウトできたりしました。

有名なショコラティエのブースには長い行列が出来ていたり、ショコラティエにサインをもらったり、一緒に写真を撮ったり、と会場はすごい熱気でした。

バレンタインが近いからというより、自分の為のご褒美にとたくさん買う女性がいたり、ホワイトデーの下見に来ているような男性もちらほら…。カップルで見にきている人もいました。

本国フランスでは20回を迎える一大イベントですが、日本でも開催されるようになって今年で13回目とか。最近では、カカオ豆の栽培からチョコレートまでの加工をすべて自分のところで行なう『Bean to Bar』というのが流行ってきているそうです。

1年の中で1番チョコレートが売れる時期=虫歯が出来やすい時期でもあります!お気に入りのショコラを食べた後には、歯磨きをお忘れなく…(^_−)−☆

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投稿者: しのやま歯科医院

2015.01.12更新

新年の診療が始まって1週間が過ぎました。年末年始のお休みでなまった身体の調子も戻ってきた頃でしょうか。

今回は、ちょっと嬉しかったことについて書きます。

年末に入れ歯の調整をした年配の患者様が、今年になって初めての来院をされました。
「痛くなかったよ。お餅もお節もちゃんと噛めた。」
とおっしゃいました。
「今までは、そ〜っと噛んでみてからじゃないと怖かったんだけど、不安がなくなった!いきなり噛んでも大丈夫になった!」
と満面の笑みで。実は、ここに至るまでに結構何回か調整を繰り返していました。

入れ歯というものは、出来上がってきて入れて、はい、おしまい、という訳にはいきません。実際に入れてみて、噛み合わせを調整したり、裏の面が均等に当たっているかを見たり、と細々とした作業が必要になります。何回か調整に来ていただく中で、まだ調子が今ひとつなのに遠慮されて大丈夫とおっしゃる方もいらっしゃいます。お口の中のことは患者様が1番良くおわかりですから、私達歯科医師はお話を伺って、それを参考に調整を行ないます。ですから、少しでも「?」と感じたら、ご遠慮なさらずにどんどんおっしゃっていただきたいのです。何回でも、何十回でも調整を行ないますので。痛いのを我慢して使ったり、ガタガタ動くようでは、せっかく入れ歯を作った意味がありません。

この患者様には、辛抱強くお付き合いいただき、不安な要素をひとつずつなくしていき、お正月には晴れて何でも食べられるよう、なんとか間に合ったかな?と思って送り出した感があったので、さて、どうだったかな…と思っていました。ですから、
「先生、ありがとうね!」
とおっしゃる患者様の輝くような笑顔を拝見した時には、まさに感無量という感じでした。

少し憂鬱そうな表情で来院された患者様が、笑顔になって帰っていかれる、そんな瞬間を見たくてこの仕事をしていると言っても過言ではないのです。

投稿者: しのやま歯科医院

2015.01.06更新

月曜日から仕事が始まった方も多いと思います。今日は2日目でしたが、皆さん、もう調子は戻ってきましたか?

長い休みの後は、誰でも少しは憂鬱になるもの。でも、早く通常の生活に戻そうとする気持ちが大切ですよね。

年末年始にお台場のレインボーブリッジのライトアップがスペシャルバージョンになっていました。「東京100カラット2014」というイベントだったようです。残念ながら、1/4の24時で終わってしまいましたが、見逃した方の為に、おすそ分けです。

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投稿者: しのやま歯科医院

2015.01.05更新

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

5日(月)より診療を始めます。通常通り8時までです。なお、6日(火)は、歯科医師会の為、7時までの診療となりますので、ご了承下さい。

投稿者: しのやま歯科医院

2014.12.29更新

いよいよおしせまってきて、今年もあとわずかですね。

当院は年内は29日まで、年明けは5日より診療致します。

お正月休み中に「痛い」「腫れた」「かぶせた物がとれた」…等の時には、下記の場所で休日診療を行っておりますので、お問い合わせ下さい。

杉並区歯科保健医療センター
杉並区荻窪5-20-1 杉並保健所5F
TEL 03-3398-5666

杉並区歯科医師会に所属する先生方が当番制で診療にあたっています。お電話をなさってから、いらして下さい。ただし、あくまで応急処置が基本ですので、あらかじめご了承下さい。

それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。

投稿者: しのやま歯科医院

2014.12.10更新

12月もそろそろ中旬ですね♪

うちのクリニックのスタッフがきれいにクリスマスのデコレーションをしてくれたので、ご紹介しますね。

いかがでしょうか?

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投稿者: しのやま歯科医院

2014.12.05更新

寒さが一段と厳しくなってきました。風邪やインフルエンザもそろそろ流行り出してきているみたいですね。

風邪をこじらせて肺炎になる…とはよく聞きますが、肺炎を軽く考えてはいけません。高齢者の死因の第3位は、なんと肺炎なんです。最近では肺炎のワクチンのCMをよくTVで見るようになりましたね。

お口の中の状態と肺炎が関係あると言ったら、皆さんはビックリなさるでしょうか?歯周病の人とそうでない人では、特に高齢者では肺炎にかかるリスクが全く違うのです。

飲み者や食べ物を飲み込む動作を嚥下(えんげ)といい、食道を通って胃に運ばれます。その時、食べ物や飲み物は食道へ、空気は気管へと分けられますが、食道と気管は隣り合わせの為、誤って気管の方に物が入ることがあります。これを誤嚥(ごえん)といいます。通常は、咳をしたり、むせたり、という吐き出そうとする動作によって気管から出そうとします。たとえ少量入ってしまったとしても、体力や抵抗力、免疫力等により、細菌を駆除できるのでさほど問題はありません。

しかし、高齢になったり脳の病気等により嚥下機能が低下すると、うまく飲み込めなかったり、誤嚥した時に吐き出す力が鈍くなり、気管への誤嚥がしやすくなります。このとき、口の中の細菌も一緒に気管や肺に入ってしまい、体力や抵抗力、免疫力の低下により肺炎にかかりやすくなります。これを誤嚥性肺炎といいます。

誤嚥性肺炎にかかりにくくする為に自分でできる事がいくつかあります。

①歯磨きやうがいをこまめにして、口の中の細菌を減らし、いつも清潔に保つ。
②入れ歯は洗浄液等でこまめに洗浄して、清潔に保つ。
③手指に付いた細菌が口に入らないように、食事や間食の前には良く手を洗う。

そして、食事の時にも工夫できるいくつかのポイントがあります。

【1】食べ物は良く噛んで、ゆっくり食べるようにする。
【2】食べ物を細かく刻んだり、とろみをつけて、飲み込みやすくする。
【3】TVを観ながら等の「ながら食べ」をすると、集中力に欠け、誤嚥しやすくなるので、食事の時は食事に集中できるようにする。
【4】長時間横になっていると、口の中のものが気管に入りやすくなる為、寝たきりの状態を避け、上体だけでも起こした姿勢を保つ。特に食後2時間は胃液の逆流がしやすいのでそれを防ぐ為、横にならずに上体を起こした姿勢を保つようにする。
【5】もし異物が気管に入ったら、うつぶせにして背中を叩く等して、できるだけ早く外に出す。

口の中をきれいにしたり、これらのポイントに気を付けることで、肺炎のリスクをかなり下げられるようです。

歯磨きは、虫歯予防の為だけではないんですね!

投稿者: しのやま歯科医院

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