2015.05.18更新

歯周病になってしまったら、歯磨きを頑張って歯肉の状態を改善したり、歯石を取ったり、ということはもちろんですが、生活習慣の改善により、悪化を防ぐことができるのです。その為のいくつかのポイントについてお話ししたいと思います。

1)たばこは吸わない
たばこを吸う人は吸わない人に比べて歯周病にかかりやすいといわれています。これはたばこのニコチンによって、血液の流れが悪くなり、細菌と戦う働きが弱くなるためです。

2)砂糖を取り過ぎない
最近では、大人だけでなく、子供にも歯周病が多く見られるようになってきました。子供は砂糖が多く含まれているお菓子や清涼飲料水をよく摂り過ぎるからでしょう。砂糖は、虫歯にもよくありません。

3)ストレスをためない
ストレスは歯ぎしりのもとになり、歯ぎしりは歯周病を悪化させます。歯ぎしりは自分では気がつかないことも多いので、家族が注意を払ってあげるといいでしょう。

4)左右両側でバランス良く噛む
どちらか片方の歯でばかり噛んでいると、噛んでいる側の歯は汚れが落ちやすいですが、あまり噛まない側の歯には歯垢がたまりやすくなります。意識して両側の歯でバランス良く噛むようにしましょう。

5)軟らかい物ばかり食べない
軟らかい食べ物はカスが歯に付きやすく、歯垢が形成されやすくなります。歯ごたえのあるものや食物繊維が多く含まれたものをしっかり噛んで食べるようにしましょう。

6)口呼吸の習慣をやめる
口呼吸は口の中が乾燥しやすくなるので、細菌に感染し、炎症を起こしやすくなります。耳鼻咽喉科にかかっている人は治療の必要がありますが、口呼吸の癖がある人は、直すように心がけましょう。

いかがでしたか?ほんの少し気を付けるだけで、歯周病の悪化をくいとめられるのです。歯磨きも頑張っているし、歯石も定期的に取ってもらっているのに、なかなか歯周病が治らないと感じている方は、知らず知らずのうちに、このような習慣があるのかもしれません。一度自分の生活習慣を見直してみるのも良いかもしれませんね。


投稿者: しのやま歯科医院

2015.05.07更新

以前は小臼歯に白い被せ物をしようとすると保険適用外で自費治療でしたが、平成26年4月から一部が保険適用化されました。

白く強度の高いプラスチックを使用した被せ物です。適用できる部位は真ん中から数えて4番目の歯(第一小臼歯)と5番目の歯(第二小臼歯)です。糸切り歯(犬歯)の奥です。

適用となるのは全体を覆う被せ物です。部分的な詰め物には保険が適用されません。

小臼歯は大きく口をあけて笑うと見える範囲の為、どうしても金属の色が目立ってしまい、気になさる方もいらっしゃいました。白い歯になれば、思いきり笑っても大丈夫ですね♪

硬いプラスチック素材は、金属アレルギーの方でも安心して使う事ができます。強度が適度な為、かみ合わせの歯を傷付ける心配がありません。丈夫で壊れにくい素材です。

最新のコンピューター技術で、ブロックの状態から歯の形に削り出して作ります。

ただし、かみ合わせが強くきっちりし過ぎている場合には、割れやすい事もあるので、すべての方におすすめできる訳ではありません。

金属にセラミック(瀬戸物)を焼き付けたメタルボンドやオールセラミックの被せ物は従来通り自費治療となります。

その方その方でかみ合わせやお口の中の状態が異なります。まずはお口の中を見せて頂き、患者様のご要望をお伺いした上で、可能な限りのご提案をさせていただきたいと思います。

投稿者: しのやま歯科医院

2015.03.16更新

お口の中にコブのようなものを見つけた事はありませんか?

コブ=できもの=ガンかと心配なさる方もいらっしゃるかもしれません。でも、ちょっと待って下さい!そうでない場合も多いのです。今回はこのコブのようなものについて書いてみます。

そのコブみたいなものは硬いですか?そして指や舌で触ると丸くてツルツルしていますか?触ってみてもほとんど痛みも感じませんね?

もし、これらがあてはまれば、それは骨隆起(こつりゅうき)である場合が考えられます。

骨隆起とは、あごの骨が過剰に発達したものです。下顎の歯茎の内側や、上顎の真ん中あたりにできる事が多いです。

大きさは変わらない場合もあり、また少しずつ大きくなる場合もあります。そのまま放置して自然に小さくなることはありません。

原因は、遺伝や体の歪み、歯ぎしりやくいしばりによる過剰な力がかかることへの骨の抵抗などいろいろ考えられていますが、はっきりとはわかっていません。

特に症状がない場合は経過観察になることが多いです。

しかし、入れ歯を作る時に邪魔になったり、入れ歯が当たって痛みを感じたりする場合には、外科的に切除することもあります。

また、凹凸がある為に付近の歯や歯茎を磨きにくい事も多く、むし歯や歯周病になりやすいリスクは高くなります。

大きいものの場合は舌の邪魔になり、発音障害を起こす事もあります。

また、一回切除したからといって、再発しないとは限りません。

歯ぎしりが原因と思われる場合には、歯に負担がかからないようにマウスピース等を作って装着する治療法もあります。

もし、鏡をのぞいてみて、『なんだか出っ張ってるところがあるなぁ〜』と思ったら、かかりつけの歯科医に尋ねてみて下さい。たいていの場合は問題ない場合が多いですが、一度チェックしてもらえば安心ですよね♪

投稿者: しのやま歯科医院

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