そろそろインフルエンザが流行り始める季節になってきましたね。皆さんは、もう予防接種を受けましたか?
人混みに行くとゲホゲホ咳をしている人が増えてくる季節、外出時にはマスクをし、帰宅したら手洗いうがいを励行する。これは大切なポイントですが、それでもかかる時にはかかってしまいますね。同じ条件下でもかかりやすい人とかかりにくい人がいたり、また、かかっても軽く済む人と重症化する人がいる、不思議だと思いませんか?
身体の抵抗力や免疫力の違いといってしまえばそれまでですが、自分で抵抗力をつける事が出来るとしたら?
そのひとつがお口の中を清潔に保ち、歯周病にならないようにする、または歯周病を治療して歯肉を健康な状態に近づける事なのです。インフルエンザと歯周病に関係があるなんて、びっくりされるかもしれませんが、近年の研究ではその関連性が明らかにされてきました。
歯周病などでお口の中の細菌が増えてくると、ある酵素が作り出されやすくなります。そしてその酵素は、インフルエンザのウィルスを粘膜に張り付きやすい状態に変えるのです。インフルエンザは口から感染しやすいので、口の中に細菌が多いと口や喉の粘膜に張り付きやすくなり、感染の機会が増えることになります。
ある介護福祉施設で、口腔ケアを徹底したところ、そうでない施設に比べて、インフルエンザの発生率が10分の1にまで減ったという報告があります。
他にも、糖尿病など全身疾患があると免疫力が落ちて感染しやすくなったりするのですが、まずは自分でお家でできる事としては、ブラッシングを頑張ってお口をきれいに保ち、時々歯科医院で歯石を取ったりブラッシングのチェックをしてもらうといいでしょう。
お口は身体の入り口だと考えれば、そこをきれいに保つ事によって病気のリスクを下げるという事は、理にかなっていますよね!
インフルエンザと歯周病は関係ある⁉︎
2014.11.06更新
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